ソフトB・王会長 故障者続出で異例のファーム行脚

2018年04月20日 16時30分

来月20日で78歳の王会長は元気いっぱいだ

 主力に故障者が相次ぐソフトバンクで、王貞治球団会長(77)が異例のファーム行脚を重ねている。19日もヤフオクドームでの楽天戦前に福岡・筑後市のファーム施設を訪れ“親子視察”。一軍本拠地から車で1時間以上かかる同施設に先週は2日連続で足を運び、この1週間で3度目の訪問となった。筑後市に新ファーム施設が移設した初年度の一昨年と昨年の訪問回数は一度ずつで、今年の熱の入れようには球団関係者も驚くほどだ。

 現在、一軍は貯金3で首位と2・5差の2位ながら、主力に離脱者が続出している。投手陣では昨季のリーグMVPで絶対的守護神のサファテが右股関節を痛めて緊急帰国が決定。昨季、最優秀中継ぎに輝いた岩崎も右ヒジ手術で長期離脱が決まり、開幕投手の千賀は右ヒジ周辺の張りで復帰が遅れている。野手も中村晃が右太もも裏を痛めて戦列を離れた。

 そんな状況下での度重なるファーム視察。王会長は「若い選手が順調に伸びているかをチェックにね。長谷川宙もいい投球(二軍戦で7回1失点)をしていたし、順調に成長している。三軍の練習も見たけど良かったよ」と満足そうに話した上で「ケガ人というのは出るもの。有事は想定しているし、毎年、同じメンバーで戦えるなんて夢にも思っていない」と真剣な表情で語った。フロント関係者は「一軍の状況は二軍の選手も分かっている。そういう状況で会長が視察に来れば選手の士気は上がる」と歓迎する。「予告はしないが、時間があればまた行きます」と王会長。来月で78歳のV9を知るレジェンドがV10を目指す常勝ホークスを精力的に支えていく。