サファテ股関節検査で緊急帰国 ソフトバンク救援陣ドミノ式崩壊危機

2018年04月19日 16時30分

長期離脱の可能性もあるサファテ

 ソフトバンクに大激震が走った。昨季日本新の54セーブを挙げた守護神デニス・サファテ(37)が18日、不調の理由に挙げていた「花粉症」が戦略上のウソだったことを告白した上で、右股関節の検査のため米国に緊急帰国することになった。

 今後については診断の結果が出てからになるとのことで、右腕は「どのくらいかかるかは分からない。このまま投げ続ければ、他の箇所にも支障をきたす。しっかり治して、自分のいるべき所に戻れるようにしたい」とコメント。長期離脱の可能性も出てきた。

 チームのショックは大きい。すでに昨季の最優秀中継ぎ投手・岩崎が右肘手術で戦線離脱している。これで昨季CS、日本シリーズまでフル回転して、シーズンでもリーグ1位の72試合に登板した岩崎、同2位の66試合に登板したサファテが不在となった格好だ。

 日替わりで代役を担う森とモイネロも昨季フル回転だった。森はリーグ4位の64試合、モイネロも6月末のデビューから34試合に登板した。特に森はルーキー時代の2014年から4年連続で50試合超えの勤続疲労が防御率にも表れており、2・33→2・69→2・98→3・92と悪化の一途でチーム内でも心配されている。

 現状の救援陣で、昨季勝ちの展開で投げたのは嘉弥真がいるくらい。接戦の場面での起用が偏れば、ドミノのように次々と倒れていくことにもなりかねない。倉野投手統括コーチは「冒険ではないですが、チャレンジしていかないと先には進めない。森とモイネロだけでは勝てない」と、状況に応じて実績のない若手で勝負に出るケースも考えているという。

 工藤監督は「2人の負担が大きくなる。そこは考えたい」。王球団会長は「V9の時も毎年、戦力が替わりながら戦っていた。若手にとっては経験を積むチャンス。そういうマネジメントは監督がしっかりやってくれるはず」と期待を込めたが…。このピンチを乗り越えられるか。