中日の新外国人、メジャー51勝右腕のディロン・ジー投手(31)が14日のDeNA戦(横浜)で8回2失点と好投したが、味方の援護がなく3敗目を喫した。

 前回登板した7日の阪神戦(京セラ)に続く完投負けと、来日初勝利が遠い。それでも「全員が試合に勝つためにプレーをしている。でもそうならない。それが野球。相手の投手もしっかり投げていた」と冷静に話した。

 今季初の零封負けに森繁和監督(63)は「打線は水ものだって言ってんじゃん。チャンスらしいチャンスもなかっただろう」とお手上げ。2点を追う7回一死一塁の場面で、ジーに代打を送らずバントが併殺となった。「(無死一塁から三振した代打の)阿部が出たら当然、次(代打)も考えてたけど。ジーにチャンスを広げてほしかった」と嘆いた。