BC栃木・村田 また初ヒットお預けも地元ファンの心わしづかみ

2018年04月10日 11時00分

村田の打席では地元ファンの大歓声が飛んでいる

 巨人を自由契約となり、今季からBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブスに入団した村田修一内野手(37)が8日、本拠地開幕戦となった群馬ダイヤモンドペガサス戦(小山)に「4番・三塁」で先発出場。3打数無安打ながら、地元ファンの大きな声援を受けた。現在は独立リーグでのプレーを続けながら、NPB球団から声がかかるのを待っている状況だが、そんな“男”を地元ファンはどんな思いで見ているのか。

 1―7の最終回、元ヤクルトの飯原が左中間二塁打で出塁し、無死二塁の好機で迎えた村田の第4打席。快音を残した打球に、スタンドからは大きな歓声が上がったが、惜しくも右翼フェンス手前で失速。小山運動公園野球場はため息に包まれた。

 この日は結局、四球、遊ゴロ併殺打、投ゴロ、右飛で3打数無安打。7日のリーグ開幕戦(敷島)に引き続き、またしても初ヒットはお預けとなってしまったが、村田は「まだ始まって2試合なので、調子どうこうではないと思います。次からも毎打席一球一球集中していきたいです」と力強い口調で語った。

 そんな村田は、すでに新天地のファンたちのハートをがっちりわしづかみにしている。この日も4612人の観客が訪れ、BC栃木関係者も「例年より多いですね。村田選手らの効果だと思います」と驚きを隠せない様子。村田が球場を出る際は大勢のファンが殺到するなど、ちょっとした“村田フィーバー”が起きている。

 地元在住の男性ファンは「村田選手が来てくれて小山にも活気が出ましたよね。地方活性化のためにも(村田の入団は)間違いなく良かったですよ」と太鼓判。応援団員の男性も「入団前は横浜在籍時代の悪い噂などを聞いて不安もありましたが、実際はまったく違いましたよ。若手選手に積極的に声をかけたり、ファンの子供たちに自分から『サインしようか?』と話しかけたり、悪いところはないですよ!」と絶賛している。また、村田はNPB復帰を目指していることで知られているが「もちろん戦力的には長く在籍してほしいですが、村田選手はこんなところにいる選手じゃないですから」と、早期復帰を願う声もあるほどだ。

別の女性ファンは「ブレーブスのファンは和気あいあいと観戦を楽しむ人が多いので、やじも少ないんです。もし(村田に)汚いやじを飛ばす人がいたら、私がぶっ飛ばしてやりますよ!」と力強いひと言。実際、この日も村田が凡打に倒れた際には「次は頼むぞー!」と鼓舞する声が飛び交っていた。

 心優しく頼もしい地元ファンに迎え入れられた村田。果たしてNPBから声がかかる日は来るのだろうか。