阪神・藤浪晋太郎投手(23)が6日、本拠地開幕となる中日戦(京セラ)で先発したが、5回途中2失点で降板した。

 1点リードの5回、先頭・高橋のボテボテの当たりが内野安打のジャッジ。金本監督はリクエストを求めたが、判定は覆らず、走者を背負うと安打と犠打で二死二、三塁のピンチを招いた。ここから制球が乱れ、1番・大島に四球を与え満塁とすると2番・京田に痛恨の押し出し四球。金本監督はたまらず、交代を告げ無念の降板となった。

 初回も“ひとり相撲”だった。先頭の大島に四球を与えると、続く京田のバントの打球を暴投。無死一、三塁とピンチを広げ、3番・アルモンテに投じた2球目がこれまた大暴投となり、無安打で1点を献上していた。2回以降は立ち直りかけていた藤浪は「5回のピンチの場面では抑えたいという気持ちが力みに変わってしまい、思うような投球ができずに悔しいです」とガックリ。

 6回途中4失点だった31日の巨人戦に続く、2戦連続のふがいない投球で次回は正念場のマウンドとなりそうだ。