中日・松坂大輔投手(37)が5日の巨人戦(ナゴヤドーム)で移籍後初登板初先発を果たし、5回を8安打3失点(自責2)5奪三振で降板した。日本での先発は2006年9月26日のロッテ以来、4209日ぶりだった。

 初回に立岡に二塁への内野安打で出塁を許し、盗塁などで一死一、三塁からゲレーロに左前適時打を浴びて先制点を献上した。しかし、そこからマギー、岡本と連続空振り三振を奪った。

 3回には味方の守備の乱れもあり、無死満塁のピンチを招くと、マギーの併殺の間に1点を失った。なおも二死三塁で岡本を遊ゴロに抑えたかと思ったが、これを京田が一塁へ悪送球して3点目を奪われた。4回、5回とも走者を三塁に背負うなどピンチの連続だったが、無失点に切り抜けた。

 5回の裏に打席が回ってきたが、森監督は代打・藤井を送り、松坂は降板。2014年のメッツ以来、約4年ぶりの白星を狙ったが、日米通算164勝を誇る右腕の復活勝利はお預けとなった。