由伸監督を悩ませる先発陣の降板の早さ

2018年04月05日 16時30分

4回に左足の違和感を訴えた吉川光(中)

 ブルペンに安息の時が訪れるのは――。巨人は4日の中日戦(ナゴヤドーム)でわずか2安打に終わり1―4の完敗。連勝も3で止まった。初対戦の相手先発ガルシアを攻略できなかったことも敗因だが、気がかりなのは先発投手陣の早期降板だ。この日は吉川光夫投手(29)がわずか4回でマウンドを譲った。徐々に救援陣を圧迫し始めており、首脳陣も神経をとがらせている。

 大きな見せ場もつくれないままゲームセット。かねて“初モノ”を苦手とするG打線は、新左腕ガルシアの前に6回一死まで無安打。5四球で得たチャンスも生かせず、マギーの適時打で1点を返すのがやっとだった。由伸監督は「(ガルシアとの対戦は)初めてだったんでね。思ったより真っすぐがくる投手なのかな。適度に(制球が)荒れていたということじゃないの」と振り返った。

 中日に敵地で今季初白星を献上する結果となったが、ここまで3勝2敗とまずまずの滑り出し。一方で先発陣が抱える課題が浮き彫りとなってきた。開幕投手を務めた菅野は7回まで、2、3戦目の田口と野上はいずれも6回途中、完投能力を買われて中日3連戦の初戦を任された山口俊も6回でマウンドを降りた。この日は先発枠に滑り込んだ吉川光が4回7安打2失点で降板。4回の投球練習中に左足がつるアクシデントもあった。指揮官は「粘った方かな」としたが、チームスタッフからは「今日は首脳陣も継投策を取ることは織り込み済みだったとはいえ、せめて5回か6回。4回は早すぎる」との声も上がった。

 ここまで5試合を消化して先発投手のクオリティースタート(6回以上を自責点3以内)は山口俊だけ。そのしわ寄せから勝ちパターンでは上原と澤村が各3試合、この日2イニングを投げた谷岡も3試合目となり、全試合で2人以上の救援陣をつぎ込んでいる。斎藤投手総合コーチも不安を感じているようで、試合前には「どうしても上原と澤村に負担がいっている。それは勝っている展開だから仕方ないんだけど、これから先発はもう少し長いイニングをね。光夫(吉川)と菅野とでは違う話だけど、例えば菅野の時とかはなるべく使いたくないよね」と漏らしていた。

 菅野や山口俊が登板する際には救援陣を極力休ませたいのが首脳陣の本音。長いシーズンを乗り切るためにも、先発陣にはいっそうの奮起が求められる。