ソフトバンクは26日、未契約の状態が続いていた、ムネリンこと川崎宗則内野手(36)の“一時引退”を正式発表した。

 リリースでは川崎自らが次のようにコメントを出した。「昨年の夏場以降からリハビリを続けてきましたが、同時に自律神経の病気にもなり、身体を動かすのを拒絶するようになってしまいました。このような状態で野球を続けるのは、今の自分には考えられません。悩んだ末、この度、ホークス球団と協議して自由契約という形で、野球から距離をおいてみようと決断しました」

 続けて「川崎宗則が元気でプレーする姿を楽しみに待ってくれている皆様には、本当に申し訳ない決断ですが、今は環境を変えて、じっくりと心と体の回復につとめます。たくさんの皆さんに心配をかけたことを申し訳なく思っています。同時に、たくさんの皆さんに応援して頂いていることに心から感謝しています。本当にありがとうございます」と話した。

 球団サイドは三笠球団統括本部長が「当球団としましては、川崎宗則選手に対して、2018年シーズンも継続してホークスにて活躍いただきたい旨をお伝えし、話し合いを続けてまいりましたが、川崎宗則選手本人の意思を最大限に尊重することとして、今回の結論に至りました」と説明。

「一旦、自由契約の手続きはとりますが、今後も川崎宗則選手本人との話し合いは続け、引き続き、福岡ソフトバンクホークスのみならず、野球界に貢献していただけるような形となるように、検討してゆきたいと思います」とメッセージを出した。