伊勢孝夫氏が阪神に秘策伝授 “7番お試し枠”作れ

2018年03月16日 16時30分

開幕を前に意気込む金本監督

 13年ぶりのリーグVを狙う阪神・金本知憲監督(49)が15日「名古屋くらいからベストに近いメンバーでいく」と17日の中日戦からシーズン同様の“本気モード”で臨むことを宣言した。もちろん競争は続くが、当落線上の若手に与えられるチャンスは限られてくる。

 30日の巨人との開幕戦(東京ドーム)までの残り日数を考えれば自然な流れだが、本紙評論家の伊勢孝夫氏は「もっと競争意識をあおるべき」という逆の考えを示す。レギュラー不在の中堅手は中谷と高山、俊介が争っているが、指揮官も頭を悩ませるほど決め手に欠ける。同氏は「油断しているわけではないが、どこかに安心感があるのかもしれない」と分析した上で「昇格組の伊藤らが頑張っているが、もっと二軍から選手を上げて使ってもいいのではないか。今一軍にいる選手の刺激になる」と、さらなるファーム組の積極登用による競争激化を求めた。

 加えて推奨するのが、開幕後の“7番・お試し枠”の設定だ。「今年は優勝が至上命令になる3年目。選手起用も手堅くなるだろう。特に優勝が狙えるだけになおさら。ただ、どこかに“遊び”は必要で、7番だけいろんな選手を試す枠にすればいい。そうすれば二軍にいる選手の励みにもなる」と力説した。

 かねて強力な救援陣を擁する投手陣には定評がある。「打線もロサリオという軸ができたことで得点力アップが見込める。機能すべきところが機能すれば、優勝のチャンスは十分ある」というのが伊勢氏の見立て。夏場以降の勝負どころを見据え、じっくりと戦うのも“あり”だ。