上原に救援陣が期待する巨人のサファテ役

2018年03月16日 16時30分

この日は軽めに調整した上原

 グラウンド外でも大忙しとなりそうだ。10年ぶりに巨人復帰を果たした上原浩治投手(42)に対して、ブルペンを担う後輩たちが、あのMVP男のような“物言うリリーフ”としても期待を寄せている。

 昨季の巨人では継投を巡るドタバタが多く見られ、特に前半戦は若手が登板準備のタイミングに迷うなど混乱。失速の一因となった。オフにはそんな状況を見かね、リリーフ陣を代表して田原が契約更改の席で球団幹部にブルペン環境の改善を直訴。28歳の中堅投手の行動は、チーム内でも波紋を呼んだ。

 それだけに、救援陣は「田原さんは他に誰もいないから仕方なく言ってくれただけ。本当は経験豊富などっしりした先輩がいると心強い。実際、中継ぎの間では『サファテ(ソフトバンク)みたいな先輩がいれば』という話もしていました。その意味では『上原さんなら僕らの声を代弁してくれるんじゃないか』という期待はあります」(若手投手)というわけだ。

 昨季パ・リーグ、日本シリーズのダブルMVPに輝いたサファテは、今や鷹の絶対的なブルペンリーダー。昨夏、先発陣の早い回での降板が続いた際は「(救援陣は)みんな疲れている。先発陣は何かを感じてほしい」と身内に苦言を呈し、チームを引き締めた。上原の実績と経験があれば、場合によってはコーチ陣や由伸監督に直接意見することすら可能だろう。

 上原は早期一軍合流を視野に入れ、15日はジャイアンツ球場でキャッチボールなどで軽めの調整。首脳陣から「ちょっと休め」と言われたそうで、順調なら20日の日本ハムとのオープン戦(東京ドーム)での実戦登板が有力だ。由伸監督も「期待しているし楽しみ」とすでに戦力としてカウントしており、現状ではマシソン、カミネロにつなぐ役目を任される見込み。大ベテランは巨人ブルペンの救世主となるか。