中日・松坂大輔投手(37)が15日、ナゴヤドームの全体練習に参加した。
オープン戦2度目の登板となった14日の西武戦(ナゴヤドーム)は3回2失点。登板翌日はキャッチボールもしない“完全ノースロー調整”に徹していた松坂だが、この日は移籍後実戦では最多となる76球を投げた翌日にもかかわらずビュンビュンと50メートル前後の遠投を敢行した。
「今までも投げようと思えば投げられたけど、昨日の今日でちょっと気になった部分があるんで覚えているうちに投げて確認しておきたいなという気持ちの方が強かったので」と説明。その“気になる”という箇所は一つだけではないというが、具体的には明かさなかった。
それでも「フォーム的なことですね。昨日、修正したくてもゲームの中でできなかったので、本来はゲームの中で修正しなければいけなかったけど…。次のゲームがいつになるか分からないけど、しっかり次までに修正できるようにしたい」と気合を入れ直した。
今回、登板翌日は“完全ノースロー”という“禁”を破ったが、今後の調整法についても「同じことをずっとするということはないでしょうし、ちょっとずつ変化はあると思う」。平成の怪物は右肩などの状態を見ながら“カメレオン調整”で開幕ローテ入りに滑り込むつもりだ。