王氏が不振の上林を“緊急指導”「野球を楽しくやろう」

2018年03月15日 21時39分

上林(左)を指導する王会長

 ソフトバンクの王貞治球団会長(77)が15日、期待のホープ・上林誠知外野手(22)の“緊急指導”に乗り出した。

 いつもより早く球場入りすると、練習開始前にグラウンド方面へ足を向けて、ベンチ裏で声をかけた。その後、再び打撃練習が始まったタイミングでグラウンドに登場。身ぶり手ぶりでアドバイスをした。

 技術的な指導も行っていたが、その内容について王会長は「『もっと楽しく野球をやろう』という話をしたんだよ」と説明。「(余計に)考えないバッターはいないんだけど、若いんだからね。結果が出る形のバッティングをすればいいだけ。結果ばかりになってもね。あれだけの飛ばす力があり、もともと力はあるんだから」と続けた。

 上林は昨季134試合に出場して打率2割6分、13本塁打、51打点と頭角を現した。しかし、不振に陥ると、やや長引く傾向もあり、終盤は完全に当たりが止まった。王会長は「去年の最後のほうは結果を求めて小さくなっていた」と話す。

 長距離砲としての魅力も秘めているが、その一方で難しい球も当てられる器用さを持っている。それが裏目にも出た。そこで結果を恐れず自らの形で打ってほしいというわけだ。

 近年では、王会長がヤフオクドームのグラウンドに出てきて直接指導することは1年に数えるほどしかない。昨季は5月に柳田が絶不振に陥ってた際だった。それだけ上林への期待度が大きい表れでもある。

 現在、オープン戦の成績は打率2割2分7厘、0本塁打と苦しんでいるが、開幕に向けて状態を上げていけるか。