松坂起用は「8番・投手」がより効果的と伊原春樹氏が指摘

2018年03月15日 16時30分

松坂は課題を残しながらも着実に復活へのステップを踏んでいる

【伊原春樹 新・鬼の手帳】中日・松坂大輔投手(37)はオープン戦2試合目の登板となった14日の西武戦では制球を乱す場面もあったが、76球を投げることができた肩の状態のほうは順調にきているようだ。これからよほどガクッとこなければ、開幕は大丈夫だろう。

 では、その松坂を開幕後はどう使っていくのか。私が監督ならば、先発ローテーションに入れるのは球宴前ごろか、早くても交流戦ぐらい。少なくとも中9日、10日は空けて「谷間の先発」という形で起用する。ここ数年、治療しかしてこなかった投手なのだから、ローテ入りは暖かくなってからでも遅くはない。

 イニング数については5回か6回。とにかくゲームをつくってくれればいい。だが、そこで松坂の「打撃」が生きてくる。私が西武監督時代、巨人との日本シリーズで松坂を「7番・投手」で起用したことがあった(2002年)が、本当にいい打撃をしている。おそらく今でも(捕手の)大野奨よりよっぽど打つのではないか。松坂登板時は「8番・投手」で起用することも考えたいし、実際に5回、6回で松坂の打席を迎えたときに、監督心理は「投手交代は打席に立たせてからにしようか…」となる。となれば、ベンチは代打の無駄遣いをしなくて済むし、自身もより多くのイニングを投げることができる。

 オープン戦ではセの球団もDHを使うことがほとんどだが、開幕直前の最終調整となれば話は別。今のうちに打席に入りながら投げるという流れをつかんでおくことも必要で、次回の登板ではそうした面も見てみたい。(本紙専属評論家)