松坂の公式戦初登板「Xデー」めぐりフジ系東海テレビvsTBS系CBC“狂騒局”

2018年03月15日 16時30分

平日のオープン戦にもかかわらず2万4417人が詰め掛けたナゴヤドーム

 中日・松坂大輔投手(37)が14日、古巣・西武とのオープン戦(ナゴヤドーム)に先発登板した。4日の楽天戦(ナゴヤドーム)に続き自身2度目のオープン戦登板は3回3安打2失点。3四球2死球の大荒れの内容に「投げて収穫があると言えるのは球数(76球)を投げたことぐらいですかね」と表情は冴えなかった。ただそんな中、地元放送局は松坂の公式戦初登板の日にちを巡りピリピリ、そわそわムード。“松坂狂騒曲”が名古屋で吹き荒れている。

「ブルペンからボールが暴れていた。試合に入ってもそのままだった。投げて収穫があると言えるのは球数を投げたということだけですかね」。3回3安打3四球2死球2失点の内容に松坂は不満を隠せなかった。「良かったのはカットボールぐらいでボールが手につかない。フワフワした感じでした」

 ただ悲観するばかりではない。この試合はもともと3イニングの予定で、球数については「言われていない」と決まっていなかった。3イニングならば本来なら30~40球で終わるところ。だが思わぬ乱調のおかげ!?で76球という球数を投げることができ「体は特に問題ない」。スタミナに関しても「問題ない」ことが確認できた。開幕ローテに向けてまたひとつステップアップしたのは間違いない。

 そんな松坂に熱視線を浴びせているのが地元放送局だ。公式戦初登板がいつになるのかと早くも緊迫ムードとなっている。次回のオープン戦登板について松坂は「まだ言われていません。明日(15日)以降の体調次第です」と話しているが、順調ならば23~25日のロッテとのオープン戦(ナゴヤドーム)に最終登板。広島との敵地・マツダスタジアムでの開幕3連戦(3月30日~4月1日)について森監督は「(観客が呼べる松坂を登板させるのは)もったいない」と話しており、地元ナゴヤドームの開幕カードとなる4月3日からの巨人3連戦に公式戦初登板となる見込みだ。

 実はこの巨人戦の3試合はすべて中継局が違う。3日は東海テレビ(フジテレビ系)で、4日はCBCテレビ(TBS系)が中継する。5日に放送する三重テレビは三重県を放送対象地域にしており、松坂の公式戦登板を大々的にアピールしたい中日にとって、第3戦は避ける可能性が高そう。そうなると東海テレビとCBCの一騎打ちとなる。

「地元開幕戦で何とか登板してほしい」と願うのは東海テレビ関係者で「オープン戦初登板もCBCさんでした。今度は何とかうちで投げてもらいたい」と訴える。

 松坂は当初、東海テレビが中継する3月3日の楽天とのオープン戦(ナゴヤドーム)に登板予定だったが、星野仙一氏の追悼試合だったため、1日ずらしCBCが中継する4日の試合に登板となった。その試合では名古屋地区の視聴率が昼間ながらも8・6%を記録。CBCが放送したオープン戦視聴率では2014年以来4年ぶりの8%台を叩き出す“松坂効果”となっただけに悔しさはありありだろう。

 一方のCBCは“連勝”を狙う。「もしも4日に松坂が登板となったら6時からのニュース番組でぶち抜きでやる計画もあります。回の表の松坂の投球はすべて見せて、裏の攻撃のときにニュースを放送することになるかもしれません」(CBC関係者)

 かつては東海地区のドル箱だった中日戦のテレビ中継だが、5年連続Bクラスとチームの低迷とともに視聴率も低迷。昨年は平均で10%前後、最高でも13%台だった。松坂の初登板は「15%は狙える」(テレビ局関係者)といわれる“大特需”で、中継するのとしないのでは天と地ほどの差となるだけに気が気ではない。

 果たして松坂はどこで投げるのか。地元局を巡る“松坂狂騒曲”はしばらく収まりそうもない。