西武・菊池 今年こそ鷹狩りに成功?

2018年03月08日 16時30分

菊池(手前)は3回1失点で“苦手克服”とまではいかなかった

 得したのはどっち?

 西武のエース・菊池雄星投手(26)が7日、ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に先発し、3回3安打ながら1失点(自責0)と無難にまとめた。相手はプロ入りから昨季まで17度の対戦で12連敗中の天敵だ。この日は志願の登板で「オープン戦だけど抑えたい思いがあった。本当にしのいだ感じ」と苦笑いを浮かべた。

 この敵地には苦い思い出もある。昨年8月24日の試合では、初回に先頭打者・川島への初球を二段モーションの反則投球と宣告され、立ち直れないまま3回7失点で降板した。ただ、野球規則の改正で今季から2段モーションは“合法”に。何とか開幕前に苦手意識を払拭しておきたいとの思いもあった。

 今季から本格的に取り組むフォークを中心に、変化球を試す場面も見られた。初回の二死満塁では上林に4球全てフォークを投じ、最後は136キロで空振り三振に料理。「4球続けては、シーズン中はなかなかない。まだ精度も低いし、落ち幅も全然」と反省したが、課題が分かったことは収穫だろう。

 一方で、ソフトバンクにとっても“おいしい対戦”だった。昨季の菊池と何が変わったのかを開幕前に実戦で確認できたからだ。工藤監督は「初回に、どちらかというと打ちたいと思うタイプの柳田が(押し出し)四球を選んだのは非常によかった。嫌なイメージは植えつけられたと思う」と満足げ。藤本打撃コーチも「フォームもそんなに変わってないし(改良中の)フォークも浅く握ったスプリットみたいな球だった。選手が生で見られたことが収穫。今日のような投球なら大丈夫」と胸を張った。

 今季こそ菊池が鷹狩りに成功するのか、はたまたソフトバンクがカモにし続けるのか。目が離せない。