浩二&星野“盟友”関係にヒビ!?

2013年02月04日 16時00分

 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンの山本浩二監督(66)が1日、楽天が春季キャンプを行っている沖縄・久米島入り。エースとして期待する田中将大投手(24)ら代表候補を視察した。

 

 山本監督は“盟友”の星野監督と約1時間ほど会談すると、田中が投球練習を行うブルペンへ。捕手を座らせ44球を投じたエースに「監督が視察に来ると、普通は力んだりするもの。でも、動じずに投げていた。WBCを意識して鍛えてきているね」と順調な仕上がりに目を細めた。

 

 投球後はWBC1次ラウンド初戦となるブラジル戦(3月2日)での先発を任せる意向を田中本人に告げたという。

 

 そんな盟友の姿を心配そうに見ていたのが星野監督。それもそのはず、WBCでの田中の起用法に誰よりも敏感な反応を示しているのが、ほかならぬ闘将だからだ。

 

 その心配の大きさは球団関係者の間で「田中にもしものことがあったら、2人の関係に亀裂が入るのでは」とまで言われている。実際、星野監督は山本監督が田中のフル回転を示唆すると「ほどほどにしてほしいけどな」。この日も「将大ならやってくれると思うけど、本音を言うと心配」と漏らしている。

 

 楽天は今季、大型補強をして本気で優勝を目指す体制が整ったが、それも田中あってこそ。星野監督は日本がWBC決勝に進出した場合でも、田中に開幕投手を任せる意向なだけに、開幕時点でWBCの疲れが出て不在となれば、構想が丸つぶれ。チーム内では「WBC代表がシーズンで調子を狂わす傾向にある。WBC使用球から統一球にアジャストし直すのは相当大変」(チーム関係者)という声もあるだけに、不安になるのはなおさらだ。

 

 唯一の救いは田中が「気持ちが高まるのは(宮崎合宿が始まる15日に)代表選手と顔を合わせてからですよ」とマイペース調整ができていること。エースが無事にチームに戻るまで、星野監督の眠れぬ夜は続きそうだ。