DeNAが侍ジャパンに“スパイ”

2013年02月04日 16時00分

 5年連続最下位からAクラス入りを目指す中畑DeNAが“スパイ大作戦”を展開することになった。3月に控えたWBCに「打倒巨人」の使命を帯びた密使を送り込むというのだ。

 

 キャンプ直前にWBC日本代表候補の糸井が日本ハムからオリックスに移籍したことで、12球団唯一、侍ジャパンで蚊帳の外となったDeNAの左腕打撃投手(23)が1日、裏方としてWBC合宿(15日~、宮崎)に参加することになった。これでなんとか面目を保った格好だが、この好機を逃すまいと首脳陣は同打撃投手に「(阿部)慎之助の弱点を調べてきてくれ」と注文。打撃投手も「投げているうちに自然と分かると思います。どこが得意でどこが苦手なコースか徹底的に調べます」と阿部を丸裸にするつもりでいる。

 

 昨季の対巨人戦は東京ドームで1勝もできず、4勝17敗3分けと大きく負け越した。特に阿部には打率3割5分5厘、5本塁打と打ち込まれた。その阿部が得意としているのが左投手だ。右投手の3割1分3厘に対し、3割8分2厘の高打率を誇る。左腕打撃投手による直接のデータ収集が、DeNAにとって大きな意味を持つことは言うまでもない。

 

 もちろん裏方として呼ばれた以上、侍ジャパンにとってプラスになるよう、打撃練習では阿部の調子を上げさせるため真摯に投げる。ただ、そこで得た情報は公式戦での上位進出に生かす気だ。