中日・松坂大輔投手(37)が昨年3月25日の広島戦(ヤクオフ)以来、約11か月ぶりの実戦登板を果たした。26日、韓国・ハンファとの練習試合(北谷)の3回、2番手として登板。いきなり連続三振を奪うなど予定の1イニングを打者3人でパーフェクトに抑えた。

 松坂がマウンドに上がる際、それまで淡々と伝えていた球場のアナウンスが突如として変貌した。「ジーに代わりましてピッチャー、マツザカー、ダイスケー!」と急にメジャー風となった。この粋な演出に球場は大いに盛り上がった。

 このアナウンスをしたのは北谷キャンプでアルバイトをしている柳沢直樹さん(25)。「思わず興奮してテンションが上がってしまいました」と頭をかいた。実は西武の本拠地に程近い東京・国立市出身。「初めて知ったプロ野球選手」が松坂だったそうで、高まる思いを抑えられなかったようだ。