ソフトバンク東浜をブレークさせた工藤監督の助言

2018年02月23日 21時34分

紅白戦登板した東浜

【前田幸長 直球勝負】ソフトバンクの東浜巨投手(27)が22日の紅白戦に初先発し、2回を2安打2四球1失点。最速は145キロだった。

 やや球にバラつきがあったものの、調整は順調のよう。昨季は16勝を挙げてチームの大黒柱へ成長したが、今季はどれくらいやってくれるのか。本人に話を聞かせてもらったところ、確かな手応えを感じた。

 普通なら不安な部分があってもおかしくないが、ネガティブな言葉は一切なく、自信さえ感じた。自分のスタイルを確立し、何をやっていけば結果につながるのかということが把握できているからだろう。

 東浜は「ウエートトレーニングで調整していくのが合っている」と繰り返し口にした。2015年のオフに工藤監督から言われて、ストイックな姿勢でシーズン中も取り組み続け、そこから9→16と勝ち星を伸ばした。工藤監督からは「お前は少し張りを残してゲームに臨むのが合っていると思う」と助言され、それも大きかったという。

 東浜はさらに上を目指せる投手。工藤監督もそう話しているが、本人も「スピードもまだまだ出ると思っているし、伸びしろはあると思っている」とし、最終的には「相手が真っすぐを待っているところで、真っすぐで勝負できるようになりたい」とも。

 昨季の大ブレークについては和田、武田、千賀と相次いで離脱したことで、スイッチが入ったそうで「自分が変わらないといけないんだ」との思いも出てきて、突き抜けていく感覚があったという。即戦力として期待されて入団しながら3年間は苦しんだが、今はあらゆる面で別人といえるほど成長している。

 2年続けて15勝を上回る数字を残すのは並大抵のことではないが、自分にとっての芯をつくれたのは大きい。昨季同様、チームにとって頼もしい投球が期待できそうだ。(本紙評論家)