巨人・菅野に託された捕手陣育成“特命コーチ”の手腕に期待

2018年02月22日 16時30分

岸田(右)と話しながらベンチに戻る菅野

 巨人・菅野智之投手(28)が21日、ヤクルトとの練習試合(那覇)に先発し、2回を2安打1失点。調整段階のこの時期に最速152キロをマークし「課題は残ったけど、直球も両サイドに投げられたし、スピードも出ていた」と振り返った。

 昨季は自身初の沢村賞にも輝くなど、圧倒的な成績(17勝5敗、防御率1・59)を残した。今季からは選手会長に就任し、すでに多くの責任を背負うが、さらなる使命が託された。それが捕手陣を育成する“特命コーチ”だ。

 菅野は「『しっかり育ててくれ』と(村田)ヘッドからも言われている。僕が阿部さんに育ててもらったように、いい伝統を継承していければ。気づくことがあったら伝えていきたい」。G捕手陣は今オフ、大きな転換期を迎えた。ベテランの相川が引退し、控え捕手の実松(現日本ハム)も戦力外となった。現在の最年長は菅野と同級生の小林で、後進育成が急務となっている。

 村田ヘッド兼バッテリーコーチは「捕手を育てるのは投手や。ええ捕手は投手を育てる。ナンバー2、ナンバー3の捕手を育てるのが智之の仕事や。ウチの大エースなんやから。若い時は自分のことだけやってりゃええけど、上の立場になるっていうのは面倒くさいもんなんや」と力説した。

 由伸監督は「捕手を育てるリードをしてあげながら今日は投げてくれ、という話になっていた。一番いい投手のボールを受けたというのは、彼のこれからにとってはね」と、この日菅野のボールを受けたルーキーの岸田行倫捕手(21=大阪ガス)の成長を期待し、その岸田も「菅野さんからはベンチに戻ってからもアドバイスを頂いた。こういう経験を今後に生かせると思う」と目を輝かせた。

 捕手は配球など習得することが多く育成には時間を要する。近未来の巨人を左右する重責を課せられたエースの手腕が注目される。

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