DeNA・今永が巨人・菅野に見た「真のエース像」

2018年02月19日 16時30分

ノックを受ける今永

 開幕投手最有力のDeNA・今永昇太(24)がライバル球団のエースを教材に“自分磨き”に必死だ。プロ2年目の昨季は24試合に先発して11勝7敗、防御率2.98の好成績をマーク。CS、日本シリーズでも好投したが「巨人の菅野さんは(昨年)17勝、ソフトバンクの東浜さんは16勝、広島の薮田さんも15勝している。自分も昨年は14勝を目指したが11勝。自分の中では結果を残したとは言えない」と満足していない。

 1年目から「勝つか負けるかを運と言っているようではその先の成長はない」と話すなどストイックだったが、さらに意識を高く持とうと決意したきっかけがある。巨人のエース・菅野が16勝目を挙げた際の姿だ。

 昨年9月20日の阪神戦(甲子園)で2安打完封した菅野は試合後のインタビューで「納得してはいけないけど、完璧に近い投球ができたと思います」とコメントした。この様子を映像で見た今永は「走者を2度しか出していないのに満足していない。その言葉がすごく(印象に)残っています。インタビューの答え方、その時の目の鋭さも覚えています」。真のエースはこういうものだと思ったという。

 目標とするのは「投げているときだけでなく、投げないときも予告先発で威圧感を与えられるような選手」。今永は「自分は周りの人に自慢できるようなものを持っていない。正直言って自信がない部分もある」と“弱さ”を認めつつも、有力視されている開幕投手については「何が何でもという気持ちを持っておかないとだめだと思う」と強い気持ちを前面に打ち出す。「勝負の3年目」と位置づけるシーズンに向けて、グラウンド内外で研さんを積んでいる。