右ヒジ疲労骨折から復活期すヤクルト・小川「最低でも2桁は勝ちたい」

2018年02月10日 11時00分

小川に焦りはない

【核心直撃】宮崎・西都のヤクルト二軍キャンプで、小川泰弘投手(27)が復活に燃えている。昨季、先発だけでなく、中継ぎや抑えに回るなどフル回転。その影響もあり右ヒジを疲労骨折し、今キャンプは二軍で調整を続けている。昨季の結果や起用法など、本人はどう思っているのか。リハビリ中の小川を直撃した。

 ――昨季は右ヒジを疲労骨折し、10月に手術。現在の状態は

 小川:術後3か月間はノースロー。リハビリや体幹強化などやれることは限られていました。1月から徐々に投げ始め、ここまでは予定通りに来ています。

 ――リハビリ中、今後の不安を感じなかったか

 小川:逆に「ケガをした今だからこそやれることをやろう」と切り替えました。投げられない分、下半身強化やランメニューを淡々と続けて。1日10キロぐらい走った日もありました。ケガをしないと、こういう強化はできませんから。(プロを)5年やって初めて投げない期間ができたので、今はやりたかったことができています。

 ――昨季は中継ぎ、抑えに回るなどフル回転だった。そんな中、故障の兆候はあったのか

 小川:これは今だから言えるのですが、実は5月末に(左)脇腹を痛めた時から右ヒジに痛みはありました。正直、そのころから痛みを隠して、だましだまし投げ続けていましたね。今考えればどうかと思いますが、チーム事情もあって責任のある抑えを任されたので、無理をしてでも投げないと、という気持ちが強くて投げ続けました。実際、自分の結果も出ていませんでしたしね。結果的に骨折するとは想像もしてませんでしたけど。

 ――痛みがあるのに投げ続けたことに後悔は

 小川:それはない。逆に抑えや中継ぎをやらせてもらって、いろいろといい経験もできましたから。

 ――具体的に言うと

 小川:先発ならゲーム全体を考えて力の配分、配球を考えますが、中継ぎや抑えは登板してすぐ、1球目から勝負じゃないですか。先発とはまったく違う感覚。実際にやってみて改めて中継ぎ、抑えの大変さがわかりました。抑えは大学時代に少しやったことはありましたが、プロでの登板はまったく違った。いい経験をさせてもらった。

 ――復帰時期はいつごろになりそうか

 小川:4月中の復帰を目標にしています。開幕から少しだけ遅れるかもしれませんが、やっぱり先発として2桁は最低勝ちたいです。(2015年以来)ここ数年(2桁は)勝てていませんから。

 ――チームに早く合流したいか

 小川:いや、とにかく今は自分のやるべきことを優先してやっていく。それが結果的にチームのためになるはずなので。焦らず、少しずつ状態を上げていけるように調整していきます。