ソフトB柳田 恩師に初の“授業参観”オファー

2018年02月08日 16時30分

柳田(左)の激励に訪れた龍氏

 よほど自信があるに違いない。ソフトバンク・柳田悠岐外野手(29)が7日、キャンプ地を訪れた大学時代の恩師である龍憲一氏(広島経済大学野球部元監督)に“意外な”授業参観オファーをした。わざわざ広島から足を運んでくれた客人に「監督、ぜひバッティングまで見ていってください」と言っただけのことだが、これには龍氏も驚くばかりだった。

 なぜか? 元プロ野球投手(東映、広島)で投手コーチの経験もある龍氏が持っていた柳田の印象は「自分を大きく見せようとせず、常に謙虚な男」「豪快なフルスイングに似つかわしくない気質の持ち主」といったもの。しかし、この日は教え子の元気な姿を見て早々に引き揚げようとしたら“待った”をかけられた。「自分から『見ていってくれ』なんて、なかなか言うようなヤツじゃない。(春季キャンプ訪問は)6回目だけど初めて。それだけ今年は自信があるんやろなと思いました」(龍氏)

 ここ数年の柳田はキャンプで必ずしも万全ではなかった。一昨年は左足の故障、昨年は右ヒジ痛に悩まされた。だが、今年は心身ともに絶好調。オフにグアム、広島でみっちりトレーニングを積んできた成果を見せるように、この日は外野からホーム方向への強い逆風が吹く中で、49スイングして7本の柵越えを披露した。

 打撃練習を見守った龍氏は「下半身が年々ドッシリして、打撃がぶれなくなった。毎年、体は強くなっている。今年も3冠王に近い成績を残せるのではないか」と太鼓判を押した。昨季の柳田はリーグ2位の打率3割1分、同2位の99打点、同3位の31本塁打。恩師に「元気な姿を見せられてよかった」と満足げだったスラッガーは自身初の3冠王へと突き進む。