元メジャーリーガー・野村貴仁氏「松坂給料泥棒」に反論!復活2桁勝利できる

2018年02月08日 11時00分

松坂への思いを語る野村氏

 中日にテスト入団した松坂大輔投手(37)に高知県在住の“あの人″から「猛烈エール」だ。元プロ野球選手、清原和博氏(50)の覚醒剤事件で一躍有名となり、自伝本まで書いた元メジャーリーガーの野村貴仁氏(49)だ。最近ではテレビでもあまり姿を見かけなくなったが、もともと1996年オリックス、2000年巨人の日本一にも貢献した生粋の野球人。現在の松坂の状態を独自分析してもらうと――。

 歯に衣着せぬ個性的キャラの野村氏が今、最も注目しているのが、更生を目指す清原氏の動向よりも「中日にテスト入団した松坂の存在だ」という。確かにその人気は今も健在だ。一方で、球界内では肝心の復活に懐疑的な声も多いが、現在の松坂の最新映像を見た野村氏は「僕が言うのもおこがましいが」と低姿勢で前置きしながら、こう力説した。

「松坂は今でも一流の投手。あんなすごいヤツはいないですよ。復活してほしいし、僕は今年できるのでは…と思う。今の投げ方は上半身だけで苦しい姿に見えるけど、全盛期の時のように胸は張れて投げられている。胸を張って顔を振るからアカンという声は多いけどアレだけ胸が張れて投げれるヤツはいない。それでいいんですよ。あとは重心を少し下げて足の踏み込みが強くなれば本来のダイナミックな松坂に戻れる。本人もそこはわかってるとは思うけど、それをしっかり教えられるコーチがいれば、と思ってる。そこができれば今の球界のレベルならまた2桁勝ちますよ」

“平成の怪物”と呼ばれた松坂にエールを送る理由は一つではない。

「ソフトバンクからのコーチ要請も断って退路を断ったんでしょ? プライドや実績を捨ててテストまで受けて野球をやりたがった、その姿勢がいいじゃないですか。悪く言われるのも分かっていて…。普通はそこまでやらんでしょ」と批判も覚悟の上で現役続行にこだわる姿にいたく感動したという。

 さらには「松坂のことを『給料泥棒』とか言うヤツおるでしょ。あれを聞いただけで胸くそが悪くなる。僕は松坂が西武に入った時からすごい投手が来たと思っていて、その通り3年連続最多勝を取った。アメリカでもいきなり15勝して2年目に18勝。何がすごいかというと向こうの主軸打者が皆“着払い”する。投げた速球が捕手のミットに入ってから空振りしてしまうんです。これはダルビッシュでもできないところ。そんなすごいヤツはダメとか言わんと、皆でまだまだ応援せんとアカンですよ」と言い切った。

 まさに松坂への「猛烈エール」。現在、野村氏は「プロの野球の世界に関する本を書こうと思っている。書きたいネタは1000本ぐらいある」と“作家活動”に着手し始めたという。松坂への期待は多方面から寄せられている。