広島 広瀬外野守備走塁コーチ「守備に課題山積み」

2018年02月07日 11時00分

広瀬コーチ(右から2人目)が語る赤ヘル外野陣の“死角”とは

核心直撃】球団初のリーグ3連覇を目指す広島に死角あり!? 昨季はMVPに輝いた丸佳浩(28)、右足首骨折からの復活を期す鈴木誠也(23)らを擁する赤ヘル外野陣は攻守ともリーグ屈指だ。それでもOBで新任の広瀬純外野守備走塁コーチ(38)は守備での課題が「たくさんある」と言う。いったい、何がどう物足りないのか、直撃した。

 ――外野陣の印象は

 広瀬:現役を辞めてまだ間もないので、知っている選手が多くやりやすい。ただ(昨年まで解説者として)外から見ていたのは、うわべだけだった感がある。実際に(チームの)中に入って改めて見てみると、選手の意識の違いとか課題が個々で違いますね。

 ――課題はあるか

 広瀬:たくさんありますよ(笑い)。どのようにグラブを前に出すのか、後ろに引くのか、とか。外野手が後逸すると致命傷になるので、繰り返し教えています。あとは外野用グラブは内野用に比べて大きい分、ごまかしが利くので確実に捕球できるよう内野手用のグラブで練習させてます。

 ――昨季、ゴールデン・グラブ賞の一方、リーグワースト2位の6失策を記録した鈴木の守備は

 広瀬:6失策は多いですよね(苦笑)。誠也は送球が安定していない。だから「今後は丁寧なキャッチボールを心がけるように」と伝えました。投手のように一球一球、意識してボールを投げてもらっています。

 ――それでどのような効果が得られるのか

 広瀬:自分も現役時代に(広島の)水本二軍監督に言われ学んだのですが、しっかりしたキャッチボールができれば打撃も良くなる。キャッチボールも打撃も腰が平行して横に動きます。実は動作が打撃と似ている。誠也は肩が強い分、自然と送球で楽をしようとする癖がある。強肩を生かすためにも質のいいキャッチボールを意識してもらう。これができれば今以上に送球は安定しますし、打撃面でもいい効果が生まれるはずです。

 ――丸(昨季2失策)の課題は

 広瀬:数年前に比べ、守備はかなり上達しました。あえて課題を挙げるなら「背走」でしょう。足首が硬い分(背走時の)ステップにまだ課題がある。足の切り替えとか、使い方ですね。そのへんを覚えていってほしい。

 ――その他で気になる選手は

 広瀬:堂林ですかね。彼は送球時に体が上を向いてしまう。その癖を直すため、マウンドの傾斜を使って投げさせたり、バドミントンの羽根打ちを最高到達点でさせたりとか。上に抜ける球より、ツーバウンドでもいいから送球ライン目がけて投げるように言ってます。

 ――鉄壁と思われた外野陣でもやるべきことはまだまだ多い

 広瀬:守備は一人ひとり持っている課題が違います。各選手と話し合いながら、少しずつ補っていきたいと思います。