ソフトB工藤監督大盤振る舞い 侍ジャパンに「いくらでも持っていって」

2018年02月03日 16時30分

キャンプを視察する稲葉監督(中)。右は工藤監督

 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(45)が2日、ソフトバンクの宮崎キャンプを視察。東京五輪へ向け、3月には就任後初のフル代表戦となるオーストラリアとの強化試合(3日=ナゴヤドーム、4日=京セラドーム)が組まれており、現在は代表メンバー選考の真っ最中だが、ソフトバンクは工藤公康監督(54)は“大盤振る舞い”を宣言した。

 侍ジャパンのオーストラリアとの強化試合に向けて、現状で発表されているのは12球団で6人だが、すでにソフトバンクからは柳田、千賀、甲斐の3人が選ばれている。他にも東浜、岩崎、森、今宮、上林も候補に挙がっていると見られるが、工藤監督は「日の丸をつけるというのは、それだけの選手ということ。いくらでも持っていってください。好きに使ってください」と笑顔で全面バックアップを約束した。

 これには稲葉監督も感謝しきりだ。「魅力的な選手も多いですし、非常に協力的なのでありがたいです。当然、選手にジャパンの試合はプレッシャーもあるし負担もかかるが、そこを工藤監督が理解をしていてくれて。『日の丸を背負うんだから、そんな名誉なことないだろう』と言ってくれる」と言い、柳田が打線の軸となることを明言した上に、千賀を先発の一人に指名した。

 代表に選ばれれば故障のリスクを伴い、シーズンに向けた調整にも響く危険性がある。昨春のWBCではベネズエラ代表だったスアレスが右ヒジを痛めてシーズンを棒に振った。球団内に「編成の立場からすれば何人もというのは…」との声があるのも事実だ。

 ただ、今回の強化試合は3月頭の2試合のみ。それほど大きな負担になるというわけでもない。球団フロントも「(選手選出に)リスクがある以上、ポジティブとも言えないが、決してネガティブではない。柳田のように五輪に出たいと言ってくれる選手もいるし、これだけ戦力を評価されているのに、協力しませんよというのも小さな話」と太っ腹だ。

 王球団会長も「いま3人だっけ? まだ何人かいるって話もあるしね。日の丸をつけて野球をやるのはいいことだから」と大歓迎だった。王者ソフトバンクはストロングスタイルで稲葉ジャパンに協力していく。