侍ジャパンの稲葉篤紀監督(45)が2日、ソフトバンクの宮崎春季キャンプを視察した。

 2020年東京五輪金メダルを目指す稲葉監督は王貞治会長(77)、工藤公康監督(54)に迎えられると、緊張ぎみにあいさつ。王会長からは「先は長いけど、頑張ってください。ウチの連中もお世話になります」と声をかけられ、工藤監督からは「みんな代表に選ばれたいと思ってやっている。好きに使ってください」と全面協力を約束された。

 稲葉監督は、昨季ゴールデングラブ賞に輝くなど大ブレークし、11月のU―24代表にも招集した甲斐拓也捕手(25)の状態を工藤監督に質問するなど、朝から精力的に視察した。

 ソフトバンクからは3月3、4日に行われるオーストラリア代表戦の選考発表メンバーとして、甲斐のほかに、柳田悠岐外野手(29)、千賀滉大投手(25)が選出されている。