阪神が巨人入りのゲレーロを異常警戒

2017年12月22日 16時30分

巨人入りが決まったゲレーロ

 V奪回に燃える阪神が宿敵・巨人に入団した前中日のアレックス・ゲレーロ外野手(31)を“異常警戒”している。

 来日1年目の今季に打率2割7分9厘、35本塁打、86打点の好成績で本塁打王を獲得したゲレーロ。阪神は投手陣が4本塁打を許しながらも打率2割4分1厘、14打点と抑え込んではきたが、来年は同じようにはいかない。

 片岡ヘッド兼打撃コーチは「今からよそのことは言えないけど、巨人に入って注意は必要になってくる。今年にタイトルを取って来年は一発が出やすい東京ドームでやるんやから。今の巨人打線にもう一枚加わるわけやから」とGの要注意人物として警戒。複数の球団関係者からも「巨人と中日の打線は違う。打線が弱い中日では勝負させてもらえず、歩かされることが多かったが、巨人では阿部、坂本もいて相手はゲレーロと勝負するしかない状況になる。これだけでも脅威」「狭いドームが本拠地なら40発以上打つんじゃないか。今年打ったホームランもソロばかりで勝負弱かっただとか言われているけど巨人打線をバックなら話は違ってくる」と異口同音に言い切ったほどだ。

 警戒する“理由”は他にもある。「ゲレーロがウチに入ったロサリオよりも活躍されるのだけは何よりも避けたいところ。打たせるわけにはいかない」(球団幹部)というものだ。すでにゲレーロについては昨シーズン中、金本監督が一時は獲得をフロントにお願いした選手で知られている。 ところが今回、ゲレーロが中日を退団した際には獲得合戦を展開する巨人、ソフトバンクをヨソに「マネーゲームには参加しない。とても出せる金額じゃない」(球団幹部)と早々と撤退を宣言。ゲレーロを2年総額8億円(推定)で契約した巨人に対し、阪神は1年契約の年俸3億4000万円(推定)で韓国プロ野球ハンファからウィリン・ロサリオ内野手(28)を獲得した。

 そうした“経緯”は今やファンも知るところだけになおさら、ゲレーロには警戒して牛耳るしかない。虎のメンツもかかっている。