オリ電撃移籍の糸井に誰よりも憤慨している稲葉

2013年01月28日 11時00分

糸井嘉男

 日本ハム・糸井嘉男外野手(31)の、オリックスへの放出劇が波紋を広げている。電撃トレード発表から一夜明けた24日、幕張メッセで行われた日本ハム本社の商品説明会に出席した日本ハム・栗山英樹監督は、前日に糸井本人と電話で話したことを明かした上で「僕も日本一の野手だと思っていたので、こんなに悲しいことはない。ただプロの世界である以上、これをチームに生かさなくてはならない」と神妙な表情で語った。


“糸井ショック”を引きずっていることは明らかだったが、チーム内では監督以上に衝撃を受けているとされるのが今季から兼任コーチを務める稲葉篤紀内野手(40)だ。


「稲葉は元から糸井をかわいがっており、契約でモメていた昨年末から頻繁に電話をかけて『一緒にやろう』と声をかけていました。それが裏切られた形になって、逆に怒りが増幅しています」(チーム関係者)


 今でこそ走攻守揃った選手として知られる糸井が一軍に定着した裏には、稲葉の熱心な指導もあった。いわば師弟関係に近い間柄だっただけに、自身のアドバイスも聞かずに契約更改で球団と全面衝突。大モメした揚げ句に放出となった“弟分”に、感情の整理がつかないという。


 そんな2人はいずれもWBC日本代表候補選手でもある。2月中旬から始まる宮崎の代表合宿では、糸井は稲葉に“一喝”されることを覚悟したほうが良さそうだ。