ソフトバンク・柳田悠岐外野手(29)が、エンゼルス入団が決まった大谷に“餞別エール”を送った。

「あんなすごい選手が本当にいるのかってくらいアイツはすごいと思っている。メジャーでどんだけ活躍できるのか、ファン目線で早く見たい。投手もすごいけど、僕は『打者大谷』を楽しみにしている」

 柳田は年下ながら大谷にはかねて尊敬の目を向けており、そのすごさを独特の表現でこうも説明した。

「(大谷の出現は人気漫画・ドラゴンボールの)スーパーサイヤ人が出てきた時くらいの衝撃だった。それでスーパーサイヤ人に慣れてきたと思ったら(年々成長して)スーパーサイヤ人3くらいの、金髪がブワーッて腰まで伸びたくらいのすごさになっていった。僕のレベルは(ドラゴンボールの)クリリンくらい。それでもクリリンまでいけたら結構大したもんだと思うのに…。本当にアイツはすごすぎる」

 技術的には「体のデカイ選手が力を伝えるのって難しいんだけど、それを大谷は簡単にやる。うまく力を伝えるところがすごい」という。とはいえ柳田自身にもメジャー挑戦願望はある。「今は憧れでしかないけど、今後、自分がホークスで何を残すか。この先のレールは僕にも分からない」と今後の成長次第では夢をかなえる可能性も十分にある。ソフトバンクはポスティングシステムによるメジャー挑戦を基本的に認めていないため、柳田がメジャーへ挑戦できるのは最短で海外FA権を取得する19年シーズン後。大谷のメジャーでの活躍度合いが、柳田にとっても、メジャー球団にとっても“ものさし”になるだろう。

 柳田は、今後の大谷について「メジャーにはスーパーサイヤ人がいっぱいいる。そこに身を置くことで、また進化するんじゃないですかね」とも。「早起きは大丈夫なので、楽しみですね」と来年は大谷出場試合のテレビ中継を目覚まし代わりにするつもりだ。