中日・吉見 完全復活へ「走る」

2017年12月11日 16時30分

来季完全復活を目指す吉見

 中日・吉見一起投手(33)がチームスローガンでもある“原点回帰”で完全復活を目指す。

 右ヒジの手術明けの昨年は100球前後の球数制限がありながらチームトップの131回1/3を投げ6勝7敗とまずまずの成績。だが、今季は森監督から「投手の軸」に指名されるなど完全復活が期待されたものの、結果は3勝7敗と満足のいかないものに終わった。

 腰痛発症など不振の原因は様々あるが、吉見は「去年のオフはまったく走らなかった。いつもの年が10だとしたら、5ぐらいの量しか走らなかった」と走り込み不足が原因の一つと見ている。

 昨オフはこれまであまり積極的に取り組んでこなかった上半身のウエートトレーニングを重視。そのためランニングに時間をあまりかけなかった。ただ今振り返ると「ウエートに逃げていた。走ることを怠った」。すぐに結果が出て満足感のあるウエートトレをすることでトレーニングをした気になっていたという。

 しかし、1年間ウエートトレに励んだが「たったの1年ということもありますが、効果はわからなかった」と主立った成果はなし。逆に上半身が勝ちすぎてしまい下半身とのバランスが崩れる原因につながった。

「いろんな意見がありますが僕の中では走れなくなったらピッチャーは終わり。下半身をしっかりさせないで上に頼るとダメになる」と再認識。投手の原点である走り込みを重視しようと決め、今は「ダッシュ10本やるとしたら6~7本ぐらいでやめる。やったという満足感が出ないように。一人でやっているので6~7分で飽きないように終わってます」と工夫を凝らしながら行っている。

 かつてのエースが完全復活へひたすら走る。