阪神は10日、DeNAにFA移籍した大和内野手(30)の人的補償として来季2年目の右腕・尾仲祐哉投手(22)を獲得すると発表。前日(9日)にDeNAから「プロテクト名簿」を受け取ったばかりだが、谷本球団本部長は「年齢も若く能力も非常に高い選手という評価。将来性も十分ですし、来年から勝負できる素材だと思ってます」と話した。

 尾仲は広島経済大から昨秋のドラフト会議でDeNAから6位指名されて入団。新人イヤーの今季は中継ぎとして11試合に登板した。尾仲は「チームは変わりますが、皆さんにひと回りもふた回りも成長した姿を見せられるよう、新天地でも頑張りたいです」などとコメントした。

 金本監督は「伸びシロがあって年齢も若い。調子がいい時は150キロ超えている。編成の方がまず推薦してきて僕も確認した。今から先発をやればいい。掘り出し物? そうなってほしいね」と喜んだ。