藤浪プロ初登板は侍ジャパンが相手か

2013年01月27日 16時00分

 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18=大阪桐蔭)が沖縄・宜野座で行われる一軍キャンプに参加することが決まった。黄金ルーキーの次の注目は実戦デビューの時期。首脳陣は何と2月26日のWBC日本代表との強化試合でプロ初マウンドという大胆プランを視野に入れている。

 

 藤浪の一軍スタートについて和田監督は「自主トレも順調。連れて行く上で支障がない」と説明。実戦デビューについては「現時点では決まっていない」と話した。すでにキャンプ地・沖縄で予定されている2月24日までのオープン戦、練習試合では登板しないことが決定しており、中西投手コーチは「こちらのプランでスケジュール通りにやっていく。初登板する実戦から逆算してやっていく」という。

 

 3月6日の中日戦や同10日の巨人戦など高校時代に慣れ親しんだ甲子園のマウンドでの実戦デビューも候補となっているが、その一方でWBC日本代表との強化試合という大舞台での初登板も検討されているのだ。

 

 あるコーチは「すでにブルペンで投げているように肩はできている。故障などのアクシデントがなければ2月下旬には確実に実戦で投げられる。あくまでも藤浪の状態が最優先だが、日本代表との試合で投げられればベスト」と打ち明ける。

 

 その理由は大物ルーキーを一気にスケールアップさせるためには最高の舞台だからだ。前出のコーチは「直後に本番が控えているから強化試合ではほぼベストコンディションの一流打者と対戦できる。実際に対戦することでプロのトップレベルの打者の雰囲気、オーラを感じることができる」と説明。その上で「藤浪は、これまでの練習も自分の状態を踏まえて臨機応変にやっている。自分で考えることができる投手。こういうタイプはレベルの高い打者との対戦という経験をプラスにできる能力がある。この早い時期にズラリと一流打者が並ぶチームを相手に投げることはめったにない。藤浪が得るものはとてつもなく大きい。こんなチャンスを逃す手はない」と興奮気味に話した。

 

 主砲の阿部慎之助(巨人)などずらりと並ぶ強打者のオーラを体感、吸収することで藤浪自身も急成長することを期待しているのだ。注目ルーキーが日本代表を相手にどんなピッチングを披露するのか。実現すれば見逃せないマウンドとなることは間違いない。