浅尾“WBC効果”でフォーム取り戻した

2013年01月27日 16時00分

 中日・浅尾拓也投手(28)が23日、ナゴヤ球場での合同自主トレに初参加。いきなりブルペンで投球練習を行った。受け手のベテラン捕手の前田に「フォーム、おかしくないですか?」と何度も尋ねながらの約30球。いまひとつ、しっくりこなかった様子で「こんなもんかな」と話した。

 

 もっとも、チーム関係者はこの浅尾の投球を大絶賛。ボールを受けた前田は「球に力がある。今いるメンバーで一番良いんじゃないですか。フォームが一昨年に戻った感じ。去年は肩の怖さがあって、肘が下がっていた。それが今は上からバンと叩く以前のフォームに戻っている。本人は去年と違うからフォームがおかしいと感じたのかもしれない」。周囲はMVPに輝いた2011年のフォームを取り戻したとみているのだ。

 

 今年の浅尾はWBC日本代表候補に選ばれたため早めの仕上げ。「いつもよりも肩を休ませる時間を短くした」という。実はこれが功を奏している。昨年は11年にフル回転したこともあって肩を長い期間休ませた。しかし、そのため初投げで投げ方が分からなくなった。スムーズに投げられないので肘、肩に負担が増す。結局、右肩痛につながり、不調の原因ともなったが、今年は肩を休ませなかったことでスムーズにスタートが切れた。

 

 浅尾にとっては、思わぬWBC効果と言えそうだ。