巨人・小林誠司捕手(28)が4日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、400万円増の5400万円でサインした。

 開幕前のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本代表の正捕手として活躍。シーズンでは自己最多の138試合に出場し、134試合でスタメンマスクをかぶった。最大の武器となるのは日本球界屈指の強肩で、3割8分の盗塁阻止率は2年連続でリーグ1位となり、最優秀バッテリー賞とゴールデン・グラブ賞を受賞した。一方、打率は規定打席到達者の中で最下位の2割6厘と低迷(2本塁打、27打点)。課題は明白だけに、秋季キャンプでは手がボロボロになるまでバットを振り込んだ。

 交渉の席で球団側から求められたのはやはり打撃向上だったといい、小林は「来シーズンは打つ方でも貢献してくれと言われました。しっかりバットを振って、打つ方でも貢献できるように。守備の方でもリーグ優勝、日本一に貢献したい」と力を込めた。

 なお、3年目を迎える来季、二塁のレギュラー奪取を目指す山本泰寛内野手(24)は、1280万円から520万円アップの1800万円でサインした。

(金額は推定)