ヤクルトは29日、ウラディミール・バレンティン外野手(33)と来季契約の基本合意に至ったと発表した。契約は単年で年俸は25万ドル減の300万ドル(約3億3500万円)。

 バレンティンは球団を通じ「来季もこのチームでチームメートたちと改めてプレーできることを大変うれしく思っています。チームメートと必死にプレーし、より良い野球を皆さんにお見せできるよう頑張ります」とコメントした。

 奥村国際グループ担当部長は「数字的に落ちている部分があったし、年相応になったところもあるので、ダウンのコンセプトで受け入れてもらわないといけないということで交渉した」と話した。
 来季の契約では初めて退場になった場合の罰則も盛り込んだ。奥村部長は「コミッショナーから出場停止や制裁金が科された場合、同等かそれ以上の金銭的制裁を科します」と明かした。今年は4月の阪神戦(京セラ)の乱闘で退場処分を受けて厳重注意と制裁金20万円、5月の広島戦(マツダ)と9月の中日戦(神宮)では審判への侮辱行為を働いたとして退場し、ともに出場停止1試合と制裁金10万円を科されている。