中日・大野雄大投手(29)が12月から東京で自主トレを行う大島洋平外野手(32)と肉体改造に臨むことになった。大島塾は体幹トレーニングを中心に下半身を徹底的に鍛え抜く“地獄トレ”として知られている。今年も野手では高橋、松井佑らが参加予定だが、投手が合流するのは初めてだ。

 大野は「今年も大島さんはいい成績(119試合に出場し打率3割1分3厘、3本塁打、29打点)を残してますからね。シーズン中にグラウンドとかでもよく体幹系のトレーニングをしているのを見ていて興味はずっとあった。いいところをどんどん取り入れていきたい」と意気込む。

 大野は今季24試合に登板し7勝8敗、防御率4.02と期待を裏切った。これまでオフは沖縄、鳥取、米アリゾナ州などで自主トレを行ってきたが「野球選手としてどんどん新しい発見があればそれを取り入れていくことは大事なこと。大島さんの自主トレもプラスにしていこうと思う」と衰え知らずの野手リーダーのエキスを手に入れ、来季の巻き返しにつなげる決意だ。

 大島の方も大歓迎だ。

「自主トレだけじゃなく、夜は一緒に飯に行くだろうし、そこで自分がどういう考えで打席に立っているのか、ここに投げられると嫌だとか、そういう打者目線での話もしようと思う」と相乗効果に期待する。

 大島塾入りで竜のエース左腕が復活となるか。