中日・大島洋平外野手(32)が14日、契約更改交渉に臨み、3000万円増の年俸1億8000万円(金額は推定)でサイン。年俸変動制の3年契約の2年目となる来季に向けて「西山代表からは『来年こそはAクラスに入ってくれよ。チームの中心として来年も引っ張っていってほしい』と言われた。若手が出てきてくれたら一番ありがたいけど、そういうふうになってこない。芽が出てこないなら、自分が引っ張ってでも引き上げないとダメ」と話した。

 その大島が一番の強化指定選手としているのは高橋周平内野手(23)だ。昨オフも下半身を徹底的に鍛え抜く自身の“地獄トレ”に連れて行ったが、今季の高橋は打率2割3分3厘、2本塁打、10打点。「アイツは体の使い方、動かし方が下手。(昨オフのトレーニングは)中途半端で終わった感じで、これだったらいいよという形で(シーズンに)送り出せなかった」と反省し、その育成を今オフも継続するという。

 何としても高橋を飛躍させる。「(今回は)ちゃんとできるようになるまでやらせる。やっているうちに、できなかったことができるようになっていくので、そうなれば自信もつくし、気持ち的にも変わってくる。その状態で野球をやれば、『あれっ、今までと全然違うな』という感じが絶対出てくる。そこまでいかせようと思う」と大島は張り切っている。