「アジアプロ野球チャンピオンシップ」(11月16~19日、東京ドーム)の日本代表「侍ジャパン」に選ばれている中日・又吉克樹投手(27)が5日、ナゴヤ球場での秋季キャンプ紅白戦に3番手で登板した。

 同大会の代表メンバーはU―24または入団3年目以内とされており、又吉はオーバーエージ枠で選出された。この日は、シーズンさながらに内角攻めを徹底するなど、2回を1安打無失点と上々の内容を披露した。

 特に弱点と指摘される左打者を意識しながら、内角にカットボールを投げ込んで高橋を三邪飛に仕留めるなど「インコースに真っすぐだけではアレ(抑えられない)なので、そこはしっかり使い分けられたのかなと。(実戦で)投げときたいなというのがあったので、投げられたのは良かった。自分の中でシーズン中と同じような状態まで持ってこれている」と満足そうな表情を見せた。

 課題についても「けがをしないこと。せっかく選んでいただいているので、ギリギリになって辞退しないようにしたいなと思う」と自信をみなぎらせた。