今季限りでソフトバンクを退団する松坂大輔投手(37)が4日、福岡・筑後市のファーム施設を訪れ、トレーニングを行った。

 松坂が同施設を使用するのはこの日が最後で、今後は国内でトレーニングを続ける予定。右肩の不調などで長いリハビリの間、右腕を支えた斉藤三軍リハビリ担当コーチは「本人から『ありがとうございました』と電話があった。現役へのこだわりは強い。このまま順調にいけば、来春くらいには全力投球ができるんじゃないかという見通しはある。どこかでチャンスがあればいい」と復活を願った。

 松坂については、球団側も来季の復活へラストチャンスを与える方針だったが、条件面で折り合わず、本人が自由契約を希望したとみられる。今後は米独立リーグなど海外を含む他球団への移籍を模索することになる。