中日からドラフト2位指名された最速151キロ右腕・石川翔(17=青藍泰斗)が栃木の大先輩・江川卓氏(62=評論家)を手本にしている。中学時代に父・誠さん(48)から「お前も江川のような投手になれ!」とハッパをかけられ、それ以来、ほぼ毎日のように江川氏の動画を見てきたという。

「とにかくストレートの軌道がすごい。キレがあってミットに収まる瞬間までグンと伸びてくる。江川さんの動画を頭の中でイメージすると、調子が悪いときでも早く抜け出せて次の日には調子が良くなっている。何回見ても飽きない」。今後も見続けるつもりで「まだ会ったことはないですが、機会があればぜひアドバイスなどをいただきたいです」と対面も希望するほどだ。

 29日は東海地区で放送されているドラゴンズ応援番組「サンデードラゴンズ」(CBCテレビ)に出演した石川。将来の夢はメジャーだが「まずは中日で結果を残して、3年後に(東京五輪で)日本代表メンバーに入りたいですね」。まずは江川氏を超えるような新怪物伝説を国内でつくってみせる。