日本シリーズ第1戦(28日、ヤフオクドーム)で、ソフトバンク・柳田悠岐外野手(29)がフルスイング解禁で勝利の立役者となった。

「1番・中堅」で先発出場し、初回に中前打で出塁。これを足がかりにデスパイネの適時打で先制した。さらに、5回には2点適時打を放つなどマルチ安打の活躍で、10得点と爆発した打線の切り込み役として見事に機能した。

 右脇腹痛から電撃復帰を果たしたクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージに続いて、大砲をリードオフマンで起用した工藤監督は「柳田が最初からヒットを打ってくれたおかげで、みんなが振れるようになった。期待通りというか、それ以上」と感謝した。

 痛み止めを服用せずに出場した柳田も「普通に10割で振った」と封印していたフルスイングを解禁。ギータ全快でソフトバンクが最高のスタートを切った。