【日本シリーズ】前哨対決はラミレス監督“勝利”

2017年10月28日 14時00分

上から目線っぽくラミレス監督の肩に手を置いて話す工藤監督(右)

 グラウンド外でも“ラミ流”が光った。28日開幕の日本シリーズの監督会議が27日、ヤフオクドームで行われた。DeNAのラミレス監督がソフトバンク・工藤監督とともに出席。工藤監督は同シリーズでの予告先発の導入の実施を提案するなどジャブを放ったが、ラミレス監督は受け入れずに拒否。前哨戦はサラリと受け流したDeNAに軍配が上がった。

 前哨戦はモノにした。頂上決戦の舞台でも“ラミ流”を貫いた。

 日本シリーズ開幕前日の監督会議でソフトバンク工藤監督がジャブを放つ。DeNA・ラミレス監督にシリーズでの予告先発を行うように提案すると、ラミレス監督は「できればナシでやらせてもらえれば」と即座に拒否。立て続けに敵将から「パ・リーグ(の本拠地)だけで行うのはどうか」と妥協案を提示されても、応じることはなかった。

 一歩も引かない。同席したソフトバンクの達川ヘッドコーチが会議終了後「一本取られたということじゃ」と口にした。どちらに軍配が上がったかを物語っていた。

 クライマックスシリーズでは先発ローテに加わっていた今永と浜口を中継ぎ投入するなど「これぞ短期決戦」と呼べる見事なサプライズ起用で3位から勝ち上がった。

 情報を事前に与えてしまうことで持ち味を消されてしまっては、常勝軍団のソフトバンクを優位に立たせてしまう。だからこそ相手からの予告先発導入案を素直に受け入れるわけにはいかなかった。

 監督会見ではソフトバンクの印象について問われると「『ベリー・ストロング・チーム』であり『ベリー・コンプリート・チーム』。非常に強く完成されたチームだ。警戒すべき選手は何人もいる。簡単な戦いにはならないが、ベストを尽くす」とコメント。終始相手を持ち上げていたが、穏やかな表情とともに言葉を並べる姿からは強い自信も感じ取れた。

 そして最後は不敵な笑みを浮かべながら「今年の交流戦では我々と3試合しか戦っていないが、そのソフトバンク自体はレギュラーシーズンを1年間戦っている(のでデータはたっぷりある)。試合までしっかり時間を使って情報をつかんでいきたい」とも述べた。

 得意のデータ収集もすでに万全の様子。大舞台でも“ラミレスマジック”が冴え渡るか。