まさかのCS敗退…広島に待ち受ける“地獄の日々”

2017年10月25日 16時30分

試合後、ファンに頭を下げる広島ナイン

 セ・リーグ王者の広島はまさかの4連敗で日本シリーズ進出を逃した。初回に丸佳浩外野手(28)の適時打などで2点を先制しながら、投手陣がDeNA打線に5本塁打、16安打とメッタ打ちにされ、レギュラーシーズン14・5ゲーム差をつけた相手に“史上最大の下克上”を許してしまった。リーグ2連覇を達成しながら屈辱にまみれた赤ヘルには、地獄のオフが待っている――。

 リーグ2連覇の栄光から奈落の底へ突き落とされた赤ヘル軍団に待っているのは“地獄の日々”だ。選手は25日からつかの間のオフを与えられることになったが、CSにも出場した磯村、野間、西川の3選手が27日に宮崎へ移動して30日までフェニックス・リーグに参加することが決定。その他の選手は新井、石原の両ベテランを除いて11月1日から練習を再開し、同7日から21日まで宮崎・日南での秋季キャンプで汗を流すことになった。

 実績の乏しい若手とレギュラークラスでは練習量の差こそあるが、キャンプには野手だけで20人ほどが参加するという。田中、菊池、丸らも名を連ねる予定で、32歳の松山にも「打撃と年齢はベテランだけど、守備は若手扱い。来季は一塁を守ってもらうというプランもあるし、早出特守のメンバーに入ってもらう」(東出打撃コーチ)と容赦ない。

 今季ブレークした育成出身のバティスタとメヒアも外国人ながら当たり前のように練習開始が午前8時のスーパー早出組に入っている。フルメニューだと毎日10時間近く練習漬け。一部の主力選手はキャンプ途中から大分・湯布院でのリハビリキャンプへと流れるが、丸は日南に残留する方向だという。

 キャンプが終わっても気は休まらない。この日もCS敗退が決まると球場内でブーイングが飛んだように、地元の鯉党は怒り心頭だ。オフだからといって羽を伸ばしていたら、ファンに「そんなことだからCSで負けるんだ」と難癖をつけられかねない。Vパレードは予定通り11月25日に広島市内の平和大通りで開催されるが、昨年は3万人超の大観衆が詰めかけたマツダスタジアムでの優勝報告会は中止が検討されているというから穏やかではない。

 緒方監督は「今年こそは日本一をというファンの方々の思い、期待に応えられず申し訳ないと思っている」とCS敗退を謝罪した。リーグ3連覇に向けて気の休まる時間はないかもしれない。

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