右脇腹痛で戦線離脱していたソフトバンク・柳田悠岐外野手(29)が22日、一軍に合流した。ホークス王手で迎えたパ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第5戦に出場する見通しだ。

 試合前練習でフリー打撃を行った柳田は、32スイング中10本の柵越えを披露。見守った工藤監督は「100じゃないにしても9割くらいで打っていたように思う。(本人に)大丈夫かって聞いたら『8割くらいです』と返ってきた」と状態を確認した。

 柳田は9月20日の日本ハム戦で負傷。当初、診断されていた全治3週間を経過しているものの、痛みが続いていたこともあり、CS出場は絶望的とみられた。しかし、痛みが緩和するのに合わせ練習メニューを増やし、20日にはフリー打撃を再開。21日にはファーム球場で特大弾を放つなど状態が上がっていた。

 この日午前7時30分に球場入りした柳田は「(CSに)間に合ったかどうかは分からない」と慎重な姿勢を見せたが、試合前練習で元気な姿を見せ、ファイナルステージ突破が目前のチームの最終兵器となりそうだ。