18日から始まるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで楽天を迎え撃つパ王者のソフトバンクは、ヤフオクドームで全体練習を行った。工藤公康監督(54)は「一つも負けるつもりはない」と力強く宣言。戦線離脱中の柳田悠岐外野手(29)は間に合わなかったものの、指揮官から4番に指名された内川聖一外野手(35)は「もうやるべきことは、すべてやったと思っている。結果が出ても出なくても、やっていることに対する後悔はないぐらいにやった」と言い切った。

 今季も開幕から4番を務めていたものの7月下旬に左手親指を剥離骨折。シーズン終盤で離脱してしまったことに今も責任を感じている。

 その間に代わって4番として打席に立っていたのが、柳田だった。「アイツ(柳田)が頑張ってきて優勝したわけだし、最後に(CSで)いなくて責任を感じるようなことになってはいけない。日本シリーズに行けばアイツが出れるかもしれない。そこを目指して頑張っていきたいと思う」と言葉に力を込めた。

 過去5度にわたって出場したCSで2度のMVPに輝いた頼りになる男が、柳田の分も大暴れする。