阪神・大山に恩師が猛ゲキ

2017年10月13日 16時30分

フリー打撃の打球を処理する大山

 2位からの“下克上日本一”を目指す阪神は12日もDeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(14日開幕)に向けて甲子園球場で全体練習を行った。若手ナインが緊張感を漂わせる中、新人・大山悠輔内野手(22)が鋭い打球を連発した。

 金本監督は「だいぶ状態がいい。疲れが取れてきたのかな。4番? 打線の並びによってはあるかもしれない。調子のいい者を使っていきたいから」とニヤリ。本命4番は主将の福留だが、状況によっては大抜てきする可能性もあるという。レギュラーシーズン最終戦の10日の中日戦(甲子園)でも7号ソロを含む4打点と絶好調だった大山も「練習で良くても試合で打たないと意味がない。シーズンと違って負けられない試合なので準備だけはしっかりやっていきたい」と腕をぶした。

 すでにチーム53年ぶりとなる“新人4番”を12試合務めた大山だが、CSで実現すれば球団史上初の快挙。そんな期待の星に緊急の猛ゲキを飛ばしたのが、元阪神選手でもある恩師の白鴎大・藤倉多祐総監督(60)だ。「金本監督の起用に応えてよくやっている」と今季の活躍に合格点を出しながらも「二軍でお世話になった掛布さんのためにも、最後まで頑張らないといけない。掛布さんはわざわざ私のほうまで何度か連絡をくれて『あいつは言ったらすぐできるんだよ』と褒めてくれていた。それだけ期待されているんだから、結果で恩返しをしないといけない」。今季限りで退任した掛布二軍監督にとって大山は最後の「置き土産」。それだけに来るCSではそれに恥じない活躍を義務づけたのだ。

 大山の4番起用について藤倉総監督は「私も昔、掛布さんの代走でいって、そのまま4番になったことがあるが、それとはわけが違う。ただ、大山はプレッシャーに負けない精神的な強さがあるから大丈夫。一本出れば乗るタイプだから短期決戦にも強い」と太鼓判を押す。打棒爆発で大山が「CS男」となれば“ミスタータイガース”もさぞや大喜びするに違いない。