“故障明け特攻”阪神・メッセ 中2・5日OK!

2017年10月11日 16時30分

力投の“復活”メッセンジャー

 リーグ2位からの“下克上日本一”を目指す阪神が、今季最終戦になった10日の中日戦(甲子園)で6―1と完勝した。注目は右足腓骨骨折から一軍復帰したランディ・メッセンジャー投手(36)が、4回1安打無失点で圧巻の投球を演じたこと。14日のDeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ初戦の先発が有力視されているが、中3日の“故障明け&特攻登板”で本当に大丈夫なのか。

 悪夢の8・10骨折リタイアから2度の二軍戦登板を経て、メッセンジャーが一軍マウンドに戻ってきた。MAX151キロの速球を武器に、許した安打は2回の阿部の右前打のみで、2回二死から4回まで球団タイ記録の7者連続三振を奪う完璧ぶり。予定の4回を57球で投げ終え、現役選手最長となる7年連続の規定投球回(143回)にも到達した。

「戻ってこれて、よかったよ。ベースカバーも問題ない。次を見据えて? もちろんCSに向けての準備だ。初戦で投げたい? もちろんだ!」と声を大にしたメッセンジャー。金本監督は「良かった。安心した。CS登板日? それは今から考えるわ」と明言こそ避けたが、この日の満点投球で、予定通り14日の初戦先発起用が濃厚になった。

 故障明けで、いきなりの大役。しかも「中3日」での特攻先発にはチーム内でも「来年のことを考えれば、本当に大丈夫なのか」との意見も少なくないが、虎OBで本紙評論家の遠山奨志氏は、こう断言する。

「CS初戦はデーゲームだから実質、登板間隔は中2・5日。私は、それでも大丈夫と思っている。明日、メッセの体のケアで不安がなければ、1戦目からいける。足をケガした分、これまでの余計な力のかけ方がなくなって、いいバランスで投げられている。今までは体が一塁側に流れる悪いところがあったが、それがない。中2・5日になっても本人は気持ちが乗っているし、結果も出した。この勢いに乗ればいい」

 初戦の先発候補には今季12勝の成長株・秋山、DeNAと相性のいい能見もいるが、遠山氏は「秋山は調子を落とし気味でいるのが気がかり。万を持してメッセの中4日の第2戦先発も分からないわけではないが、阪神は計算して起用すると後手に回るとか、うまくいかないケースが多い。万が一、1つ負けて重圧の中で投げさせるより、最初でメッセで勢いに乗ればいい。投手のキャプテンが戻って、いきなり勝利するとなれば、他の選手への相乗効果が出てくる。何が何でもメッセでOK」とまで言い切る。

 注目のCS開幕まで、あと3日。果たして、どうなるか。