中日の新星、石垣雅海内野手(19)が“顔”を売ろうと燃えている。

 高校通算37本塁打をマークし、酒田南からドラフト3位で入団したルーキーは4日のDeNA戦(横浜)に「7番・三塁」でプロ初出場したものの3打席3三振のほろ苦デビュー。「一、二軍は全然違うと思った」とレベルの差を痛感しながらも「お客さんが多くてモチベーションが上がったし、楽しかったです」。今年の経験を来年への飛躍につなげるつもりだが、さらに口にしたのが自身の“顔”についてだ。

 実は「いろんな選手に似ている、と言われるんです」と打ち明ける。ある人には阪神・北條似と指摘され、またある人には巨人・阿部似と言われ、さらには広島・大瀬良似とも…。「特に多いのは北條さんですけどね。でも、やっぱりプロに入った以上、誰かに似ているとかじゃなくて、自分の顔をちゃんと覚えてもらえるように活躍しないといけないと思う」

“誰々似”からの脱却には来季一軍定着が絶対条件。まずは9日に開幕したみやざきフェニックス・リーグで持ち前の長打力をアピールすることからスタートだ。