広島は5日、リーグ連覇に貢献した石井琢朗打撃コーチ(47)と河田雄祐外野守備走塁コーチ(49)が球団に辞任を申し入れ、今季限りで退団することが了承されたと発表した。

 両コーチは同日のマツダスタジアムでの全体練習終了後に記者会見に臨み、石井コーチは「毎年、シーズンオフになると家族に『いつ戻ってくるの?』と言われていた」と明かし、河田コーチは「詳しくは言えないが、家族のことがあって6月ぐらいに辞めることを決めていた」と話した。ともに家族を関東に残し、広島では単身赴任生活を送っていた。退団後については未定。

 石井コーチは大洋―横浜(現DeNA)でプレーし、2009年から広島に加入。12年シーズンを最後に引退し、同年の秋季キャンプから一軍の内野守備走塁コーチに就任し、16年から打撃コーチを務めていた。

 河田コーチは1985年ドラフト3位で帝京高から広島に入団し、95年オフに交換トレードで西武に移籍。02年限りで現役から退き、西武では一、二軍でコーチを務め、15年オフにコーチとして古巣に復帰した。